お米は竹で美味くなる!おにぎりを「竹の皮」で包むメリットと具体的な包み方(グルメライター)

●おにぎりは竹の皮で包むともっと美味しくなります。竹の皮は天然素材でよい香りがするだけではなく、ラップの「蒸気がこもる」というデメリット、アルミホイルの「レンジで温められない」というデメリットをクリアしている優秀な包装材なのです。
●竹の皮は使う前に十分湿らせて柔らかくすることや、しっかり乾燥させて保存することなどのコツを押さえれば、繰り返し使えてコスパのよい便利な素材です。
●竹の皮1枚を使っておにぎり2個とおかず1品を一緒に包む包み方と、おにぎりを1個ずつ包む包み方ができます。
●竹皮はシンプルな大人のおにぎり弁当におすすめ。お米の美味しさを引き立てる竹の皮包みをお試しください!

おにぎらず、スティックおにぎり、パッカンおにぎりなど……近年ではおにぎりのアレンジレシピが大ブームです。カラフルで華やか、インスタ映えする見た目は子供も喜びますし、行楽弁当やパーティメニューにぴったり。
しかし、手軽に作れて毎日大人が飽きずに食べられるおにぎり弁当というと、やっぱりお米の美味しさがわかるシンプルなものではないでしょうか。

シンプルなおにぎりは手軽に作れる反面、時間が経っても美味しさをキープするのは難しいもの。ラップで包んだおにぎりをいざ食べようとすると、表面がべちゃべちゃで海苔がはがれてきてしまったことはありませんか?
ラップではなくアルミホイルで包んでみても、ごはん粒がくっついて食べにくいことも……。

これまで調理師、主婦、調理系ライターとしていろいろなタイプのおにぎりを作ってきた私ですが、そんなおにぎりの悩みを解決できる包装材を見つけました。それは昔ながらの竹の皮!なんと竹の皮はラップとアルミホイルの両方のメリットを併せ持つ素材なのです。
竹の皮おにぎりを作っていくうちに「普段使いとしてはコストが高すぎるのではないか」「使い方も難しそう」という当初のイメージに反し、竹の皮は意外にも使いやすい素材であることがわかりました。

そこで当記事では、おにぎりを竹の皮で包むときのメリットと具体的な包み方を紹介します。

なぜ竹の皮なのか?ラップやアルミホイルとの比較

おにぎりの包装材にはおにぎり専用ホイルやビニールケースなどもありますが、大きくは「ラップ派」と「アルミホイル派」に分かれるのではないでしょうか。それぞれの素材と竹の皮のメリットとデメリットを比較してみましょう。

ラップのメリット・デメリット

ラップで包むメリットは、ラップを使って握ってからそのまま包めることです。素手で触らずに包めるので、衛生面で安心ですね。
さらに中身が見えること、ラップ同士がくっつくのでしっかり包めるのも便利です。そして、冷めても電子レンジで温められるというのは大きなメリットと言えるでしょう。

しかしラップはごはんの蒸気が逃げない素材のため、時間が経つと内側に汗をかき、おにぎりの表面が濡れてしまう点がデメリットとして挙げられます。

アルミホイルのメリット・デメリット

アルミホイルでおにぎりを包むときのコツは、必ず初めにくしゃくしゃとしわを作ってから広げておにぎりをのせること。そうするとごはんと密着しにくく、適度に蒸気を逃がすことができるというメリットが得られます。
また、アルミホイルは包んだときの形状を保ちやすく、テープ等で留めなくてもよい点もメリットでしょう。

デメリットとしては、食べるときに口の中にアルミ片が入る可能性があること、ごはん粒がアルミホイルにくっつきやすいこと、電子レンジで温め直しができないことなどが挙げられます。

竹の皮のメリット・デメリット

竹の皮の大きなメリットとしては、適度に蒸気を吸う素材であるため時間が経ってもべちゃべちゃにならないこと、冷めてもそのまま電子レンジで温められることの2つが挙げられます。ラップやアルミホイルのデメリットを見事にカバーしていると言えるでしょう。
さらに竹の皮には天然の殺菌効果もありますし、おにぎりに竹皮の香りが付くことや、雰囲気のある和風のラッピングになるといった点は他にない魅力です。

デメリットとしては、竹の皮は現代ではほとんどの人が使い慣れていないという点が挙げられます。使い方がよくわからず、難しそうなイメージがあるかもしれません。

再利用も可能!意外に簡単な竹の皮の使い方

竹の皮の使い方は、一度知ってしまうと意外に簡単です。使い方のポイントをご紹介します。

水に浸けて竹の皮を湿らせる

竹の皮は乾燥した状態で販売されていますので、使う前に湿らせて柔らかくする必要があります。水を張ったボウルに浸け、重しをして15分ほど置きます。長く浸けておいてもOKですので、朝すぐ使いたいなら前の晩から水に入れておくといいですね。
水分を吸わせるとしなやかになるだけでなく、包むものの汁や油分を吸いにくくなるという面からも大切な手順となります。

使う直前には、清潔な布巾で水気をふき取ります。竹皮そのものにも殺菌効果がありますが、気になる場合はこのときに食品用アルコールや酢で軽く拭いて滅菌してもよいでしょう。

食べるときはそのままレンジで温めてOK

食べるときは、竹の皮に包んだまま電子レンジで温めが可能です。ただし長時間電子レンジにかけて調理するのには向いていません。

使った後は水洗いして再利用

使った後は水洗いします。汚れは柔らかいスポンジでこすります。
できるだけ洗剤は使いません。油っぽいものを包んだ場合、お湯で洗うと汚れが落ちやすくなります。薄めた洗剤を使うこともできますが浸け置きはしないようにし、しっかりとすすぎましょう。

洗った後は風通しのよい場所で完全に乾かします。小物干しのピンチに挟んでぶら下げておくのがおすすめ。ただし直射日光は割れの原因になるので注意。
何度も使っているうちに竹の皮の繊維に沿って破けてくることがあります。そうしたら、細く割いて紐状にし、包むときに再利用すれば無駄なし!

専門店やネットショップで購入可能

竹の皮は専門店の他、ネットショップで見つけることができます。竹皮はとても丈夫で洗って再利用ができることを考えると、それほど割高ではありません。私が購入したものは、紐付きの10枚入りで約690円でしたので、1枚当たり69円です。繰り返し5回使うとすると1回につき14円弱となります。
100円ショップの6枚入りおにぎり専用袋が1枚当たり18円するのと比べれば、竹皮のコスパは悪くありません。ぜひ気軽に試してみましょう。

竹の皮を使ったおにぎりの包み方手順

【ケース1】おにぎり2個とおかず1品を包む場合

1) 竹皮の中央におにぎりとおかずを置きます。
2) 竹皮の幅で全体を覆うために、右端をやや斜め上に向かって折ります。
3) 次に左端をやや斜め下に向かって折ります。
4) 下側を上に向かって持ち上げます。

5) 上側をかぶせるようにして押さえます。このとき、角は内側に折りこむようにします。
6) 中央で紐を交差させ、包みを1周して巻き付けます。
7) 紐の両端を巻き付けた部分にくぐらせます。
8) 中央で一つ結びしてできあがり。

【ケース2】おにぎりを1個ずつ包む場合

1) 竹皮の端からやや離れた位置におにぎりを置きます。
2) 三角になるように竹皮の端を折り上げます。
3) おにぎりの下に竹皮の端を入れ込みます。
4) 転がすようにして包んでいきます。

5) 余分な角は折りこみます。
6) 端まできたら、先を折ります。
7) 先をポケット状になった部分に差し込みます。
8) 完成。

竹の皮おにぎりでお米の美味しさを味わおう

竹皮のおにぎり弁当はいかにも時代劇のワンシーンに出てきそうなイメージですが、竹の皮は現代でも便利に使える素材だということをおわかりいただけましたでしょうか。
毎日のようにおにぎりを食べるという人であれば、竹の皮で包んだおにぎりの美味しさがきっとわかるはず。ラップやアルミホイルで包むのにもそれぞれのメリットがありますが、竹の皮ならワンランク上の味わいを楽しめます。
ぜひあなたも竹の皮を手に入れて、美味しいおにぎり弁当を作ってみてください!

この記事を書いた人

お米は竹で美味くなる!おにぎりを「竹の皮」で包むメリットと具体的な包み方(グルメライター)

racss(ラックス)

ライター

新潟県生まれ、北海道育ち、北海道在住。
調理師をしながらハンドメイド作家として活動後フリーライターに。料理やモノづくりの経験を生かした食と暮らしにまつわるコラム、オリジナルレシピ提案を含む記事が得意。
北海道での暮らしや日々の手作りは「 ハンドメイドと料理+猫 racssの日々の暮らし(http://racssblog.net)」で公開中です。

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