志望動機と自己PRの”型”を持つべし!私の履歴書・黄金パターン(ビジネスライター)

●企画職・編集職の応募では特に、使える例文をパターン化しておいた。
●履歴書の志望動機には、「新しいものを作りたいのでそのために働きたい」と書いた。
●自己PRでは、調整役ができるということを全面に押し出した。
●「この人なんか変」と思われないような自己アピールをした。
●具体例として、相手に好印象を持ってもらえる成果の話を用意しておいた。

編集・企画などのクリエイティブ分野での就職・転職を希望している皆さん、履歴書の書き方で悩んではいませんか?正社員2回、契約社員5回、派遣社員6回、アルバイトは数え切れないぐらいの回数経験してきた私は、今まで履歴書や職務経歴書というものを大量に書いてきました。特に大学院を中退した25歳ぐらいから結婚する31歳までの6年間には、個人情報を数々の企業にばらまいてきました。

この記事では、転職回数が多いものの、割と希望する会社の企画職・編集職についてきた私の、「志望動機」と「自己PR」の作成時にこだわったポイントをご紹介します。この書き方で、複数の会社に同時に受かり、私は「選べる」転職活動ができていました。相手に好印象を持ってもらうべく、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【1】志望動機には「新しいものを作りたい」と書く

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志望動機には、「将来新しいものを作りたい」という旨を書くとよいでしょう。例えば、ウェブサイトを運営している会社の企画職であれば、「◯◯の分野で将来新しいサイトを作りたいので、そのために御社で企画の仕事に携わりたい」となります。

不動産広告を扱う広告代理店やウェブ媒体運営会社の場合は、「将来不動産の分野で新しいものを作りたいので、企画がやりたい」と伝え、企画職として採用されました。

美容系であれば「美容の分野で新しいものを作りたい」となります。分野は違っても、パターンは一緒にしていました。もちろん、この書き方は編集職・企画職でなくても使えます。

営業職を希望していた時には、「新しいものが作りたいのでニーズを把握できる人材になりたい、だから営業職につきたい」という志望動機でうまくいったことがあります。書類選考はだいたい通っていたので、このパターンは使えるはずです。

【2】自己PRには「調整役ができる」と書く

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企画職のようなある種「こだわり」が必要な職種でも、一緒に働きたくないと思われたら終わりです。私の場合は、「煩雑な運営方法の仕事でも、関わっている方々に一番負担のない方法を編みだし、運営することができます」と書いて、編集職・ライター職などの仕事を得てきました。「調整役としていい仕事ができます」というアピールをしたのです。

事実、編集・ライター・企画などの分野は、煩雑な運営方法を簡略化してくれる人材は重宝され、そのための工夫ができる人材が必要とされているのです。それがこの自己PRが好評だった理由だと言えるでしょう。

また、「周りの方々の得意なことや能力を適切に見極め、そのことに感謝をしながら、ではその方々と能力が異なる自分がどう動くことで最大の結果を生み出せるかと考え、実行するようにしています」といった書き方も企画や編集の分野では好評でした。

ちなみに、「男性的な積極性もあれば女性的な細やかさも持っています」と書いたことがあるのですが、これはダメでした。面接で「は?」といった顔をされたので、その後は使っていません。今考えてもちょっと変な自己アピールですよね。「この人なんか変」と思われないような自己アピールをしたいものです。

【3】志望動機でも自己PRでも具体例を必ず出す

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上記の書き方で、だいたいはうまくいきました。そして、さらに相手を納得させるべく、志望動機では「どんな新しいものを作りたいのか」は考えておきました。
例えば不動産分野の編集職の場合では、「女性の視点をふんだんに盛り込んだ企画がしたい」「難しい不動産の世界の知識を分かりやすく伝えられるものが作りたい」などといったことを答えていました。また、「今から◯◯な時代になるので、☓☓なものを作りたい」というものも、具体性があって好印象を持ってもらえたように思えます。

自己PRの具体例としては、「これまでの仕事でどのような成果をあげたのか」を聞かれた時のために、今までの仕事で具体的に実現したことをいくつか用意しておきましょう。
「ある企画の担当ポジションを得るために、企画職でありながら営業的な仕事、例えばどうやったら売り上げがあがるのかという部分を考えて実行することで実際に売り上げを伸ばし、社内の信用を勝ち取りました。そして希望のポジションにつくことができました。その企画は売り上げもあがり大成功でした」という感じで、実行力などをアピールしました。

具体的な成果は、ここまで分かりやすくなくても何かあるはずです。今までのことを思い出してぜひ「具体的な成果」は考えておきましょう。

パターンを作って履歴書作成をスムーズに

志望動機も自己PRも、パターンを作ってしまって、あとはその会社に合わせて分かってもらえそうな文言にかえて何枚も作っていました。履歴書はエクセルで作ればさらに量産できます。
手書きでないと受け付けてくれないところもあるでしょうが、手書きで書く手間を考えると、そういった会社はパスしてしまってもよいでしょう。IT系は割とエクセルの履歴書を受け付けてくれるところが多いように思います。

みなさんも、ぜひ志望動機と自己PRの文言をパターン化して、いくつもの会社から内定をゲットしようではありませんか。

この記事を書いた人

志望動機と自己PRの”型”を持つべし!私の履歴書・黄金パターン(ビジネスライター)

宮崎景衣(みやざきけい)

ライター

企画会社、ウェブ媒体運営会社、広告代理店、デザイン会社、編集プロダクションなどにてライティング・編集を経験。その後フリーライターに。
得意分野は介護・資格・グルメ・観光など。特技は電話取材。
夫と娘と熊本県阿蘇郡南阿蘇村に住む。

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