サービス内容は赤字覚悟?想像以上にお得で便利な海外旅行保険の秘密(保険ライター)

●海外旅行保険のサービスは赤字覚悟、保険会社泣かせの存在である。
●会社の認知度を高めるための、広告のような立ち位置である。
●任意保険は種類が豊富で、オプションを好きなように組み合わせられる。
●カード付帯保険なら、手続きの必要がない。
● ケガをした場合でも、日本語でサポートしてくれるから安心。
●交通費も支払いの対象になる。
●持ちものを紛失・破損した場合、自損・他損は問わない。

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海外旅行もすっかり身近なイベントとなった昨今。異国での万一の事態に備えて、ほとんどの人が海外旅行保険に加入したことがあるのではないでしょうか。保険は使わないで済むならそれに越したことはないのですが、そうすると「海外旅行保険ってお金のムダ……」と感じてしまう人も多いようです。

しかし、これは大きな間違いです。日本の海外旅行保険は、実はとてもお得なサービスなのです!アメリカ人がその安さと内容の充実ぶりに驚く海外旅行保険。これより、その秘密を紐解いていきましょう。

保険会社泣かせの海外旅行保険

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海外旅行保険は高い――。そう思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、保険会社に聞いてみると意外な答えが返ってくるのです。

海外旅行保険は保険会社のお荷物

保険会社は生命保険、自動車保険、企業向けの保険など様々な商品を扱っています。そのなかでも海外旅行保険は保険会社にとって赤字覚悟のサービス商品であり、本音を言えばあまり取り扱いたくない損な保険なのです。

というのも、医療費の高い国では一件が何百万、何千万という請求になってしまうことも珍しくありません。訴訟が日常化している国なら、思わぬ事件に巻き込まれて高額な賠償金を負わされることも。そうなると、微々たる保険料ではとても回収できない金額を保険会社は支払わなくてはいけないのです。

赤字覚悟のサービス内容

そんなリスクの高い海外旅行保険を、なぜ保険会社は未だに扱っているのでしょうか。目的のひとつは自分の会社を広く知ってもらうこと。広告代わりとも言えるでしょう。また海外旅行が世間に浸透している現代では、海外旅行保険はなくてはならない保険であるために削ることができないのです。

せめて保険料を上げて赤字をカバーしようと思っても、他の保険会社との競争もあるのでそう簡単に値上げすることもできません。保険会社にとっては何とも辛い立場ですが、逆を言えば保険に入る人にとっては海外旅行保険は少額の保険料を支払うことで多くのリスクを回避できる、お得なサービスなのです。

任意保険とカード付帯保険の違い

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海外旅行保険には、任意保険とカード付帯保険の2種類があります。どのような違いがあるのでしょうか。

組み合わせは無限大!任意保険

任意保険は、種類がとても豊富です。保険料をセーブしてシンプルなプランにすることもできますし、補償額を無制限にしたり、たくさんのオプションをつけたりと、自分好みにカスタマイズすることもできます。旅行会社でツアーを申し込むときに合わせて加入することもできますし、インターネットでじっくり値段や内容を比較検討して購入することも可能です。

事前に申し込むのを忘れてしまった、という場合でも大丈夫!出発当日に空港の自動販売機で買うこともできます。空港内には各保険カウンターもありますので、質問したいことがあった場合でも安心です。

手続き不要!カード付帯保険

クレジットカードの中には海外旅行保険がついているものもあります。自動付帯タイプの保険がついているカードは出国が保険の開始条件なので、日本を飛び立った瞬間から手続きなしで自動的に海外旅行保険が使えるようになります。利用付帯タイプの保険もあり、これは事前に該当のクレジットカードで公共交通機関などを利用することで海外旅行保険が使えるようになります。

なお、クレジットカード付帯保険は任意保険と違い証券がないため、補償内容が分かりにくいというデメリットがあります。事前にカード会社に問い合わせて、補償内容を確認しておくといいですね。

ケガや病気にも強い海外旅行保険

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日本には国民健康保険があるので法外な請求が来るということはまずありませんが、海外では保険に加入していなければ即破産!となるような莫大な費用請求が来る場合も往々にしてあります。海外旅行保険代がもったいないからと加入しなかったために、治療してほしくても病院で受診させてもらえないという恐ろしい事態が起こりうるのです。そんなときでも、海外旅行保険は頼もしいサポーターになってくれます。

日本語でサポートしてくれる

言葉の通じない海外で病院へ行くのは不安なものですよね。その点海外旅行保険に加入していると、日本語で病院の紹介や受診方法などを丁寧にサポートしてくれます。さらに保険会社と提携のある病院ならば、お金のかからないキャッシュレスサービスが利用可能です。証券を見せて病院から渡される申請書を日本語で書き込めば手続き完了。あとは治療を受けて帰るだけで、治療費は後日保険会社から病院へ直接支払われます。

交通費も支払いの対象になる

通院にかかった交通費も治療の一環として請求できるため、タクシー、バス、電車などの料金や、車を使った場合のガソリン代が請求できます。治療のために通訳を使った場合にはその通訳費用も保険の支払い対象となります。

紛失・破損は携行品損害が便利

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携行品損害とは、旅行に持って行った身の回りのものが盗まれたり壊れたりしたときに補償してくれるサービスです。あまり知られていない携行品の保険請求。実は幅広い事態に対応してくれる、意外と使える補償なのです。

自損でも請求可能

携行品の請求は、他人から損害を受けた場合に限りません。誰かに持ち物を盗難されたときはもちろん、うっかり自分で落として割ってしまったメガネなども請求できます。
また携行品では複数の申請書類をそろえなければならないのですが、必要書類が一部足りなくても請求可能な場合があります。損害品が古くて購入時の領収書を持っていない場合でも、あきらめずに相談してみましょう。意外と柔軟に対応してくれます。

支払われる金額も高額

損害品の支払いが認められると、修理費もしくは時価のどちらか低い金額が支払われます。昔から持っているものは時間が経っている分支払額も低めになりますが、新品のカメラが盗難された場合は購入したときの値段にかなり近い金額が支払われるということになります。

海外旅行保険はあなたの味方

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保険というものにネガティブな感情を抱いている人も少なからずいるとは思いますが、サービスの内容をしっかりと理解すれば、便利なサービスであることに気がつくでしょう。そして海外旅行保険は、異国を旅するあなたを守ってくれる心強い味方になるはずです。海外旅行保険を上手に使って、安心して旅行を楽しみましょう!

この記事を書いた人

サービス内容は赤字覚悟?想像以上にお得で便利な海外旅行保険の秘密(保険ライター)

長谷川サツキ

ライター

アメリカ南部のジョージア州在住。在米12年。現地保険会社のスーパーバイザー、そして調剤薬局の薬剤調合技師として勤務したのち、夫の転勤を機にフリーライターに転身。
医療、保険、海外生活、育児などをテーマとした記事執筆を行っている。"ディープサウス"と呼ばれるエキゾチックな土地で現在育児に奮闘中。

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