【本×食】作中に登場する食べ物から見る、作家“川上弘美”作品の世界観(文学ライター)

●作家・川上弘美の小説には、美味しそうな料理がいくつも登場する。
●『センセイの鞄』に登場する、ツキコの実家の「湯豆腐」。
●『蛇を踏む』に登場する、蛇が作った「つくね団子といんげんを煮たもの」。
●『いまだ覚めず』に登場する、お店で出された「生の蛸」。

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映画やアニメに出てくる食べ物に思わず喉がごくりと動く、という経験をしたことのある人も多いと思います。私の場合は、ジブリ映画『天空の城ラピュタ』でパズーが食べていた目玉焼きのパンや、洋画に出てくるテイクアウトの紙のランチボックスにずっと憧れていました。
もちろん、小説内で出てくる食べ物も、言わずもがなです。文字だけで表された食べ物に、ふと湯気や匂いが立ちこめてくるような瞬間があり、「ああ、私は食べ物が美味しそうに描写された小説が好きだなあ」とよく思います。なかでも、作家である川上弘美さんの小説に出てくるごはんや肴には、いつも食欲を刺激されます。
当記事では、そんな川上弘美さん作品の魅力を、作中に登場する食べ物にフォーカスしながら紹介したいと思います。

【1】『センセイの鞄』

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【本×食】作中に登場する食べ物から見る、作家“川上弘美”作品の世界観(文学ライター)

稲田沙知子

ライター

東京都出身、東京都在住。コミュニケーションロボットのセリフを作る仕事をしています。ロボットが喋るシナリオを作れば作るほど、人間のコミュニケーションについて考えさせられます。スポーツ観戦が息抜きです。

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