焼き鳥が王者に!?常識を覆す文化系プロレス団体「DDTプロレスリング」の魅力(スポーツライター)

●DDTプロレスリングには、飲食物や備品でもチャンピオンになれる王座「アイアンマンヘビーメタル級」がある。
●24時間365日いつでもどこでも挑戦可能であるため、意表を突いた攻防戦が繰り広げられる。
●歴代のアイアンマンヘビーメタル級チャンピオンの中には、デビュー前の選手や子ども、脚立や缶ビール等が名を連ねている。
●特に2016年8月にチャンピオンになった焼き鳥は名試合を繰り広げ、観客を大いに盛り上げた。
●試合巧者は「ホウキとでもプロレスができる」と称されることもあるプロレス界。アイアンマンヘビーメタル級王座を巡る攻防戦は、それを体現した試合と言える。
●プロレスに荒々しいイメージを抱いて敬遠している人も楽しめるアイアンマンヘビーメタル級王座攻防戦は一見の価値あり。

幼少期からプロレステレビで見続け、今も年に数回の生観戦を欠かさない私。最近ではマスコミにプロレスが取り上げられる機会も多く、プロレスブームを肌で感じられるようになりました。「これは観戦仲間を増やすチャンス!」と思った私は、友人達をプロレス観戦に誘ってみることに。しかし残念ながら、プロレスに対する荒々しいイメージを理由に断られてしまうのです。
筋骨隆々なレスラー達が戦う試合は、確かに少し怖いと感じてしまうもの仕方ありません。では、もしそのリングに上がるのが、「脚立」や「焼き鳥」であったとしたらどうでしょう。しかも、チャンピオンとして登場するとなったら、どんなものか見てみたくなりませんか?
そんな不思議な光景が繰り広げられるのは、プロレス団体「DDTプロレスリング」にある王座のひとつ「アイアンマンヘビーメタル級王座」を巡る攻防戦です。
当記事では、その奇想天外な攻防の詳細を、私が約8年観戦してきた試合や、DVD『HISTORY OF アイアンマンヘビーメタル級王座(上・下巻)』を元にご紹介していきたいと思います。

前代未聞のタイトル「アイアンマンヘビーメタル級王座」

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焼き鳥が王者に!?常識を覆す文化系プロレス団体「DDTプロレスリング」の魅力(スポーツライター)

裏町つばめ

フリーライター

埼玉県在住。幼少の頃から本に親しみ、大学では図書館司書資格を取得。現在は仕事の傍ら、絶版漫画収集とプロレス観戦を楽しんでいる。毎日、日本酒か缶酎ハイでの晩酌を欠かさない。

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