旅のプランにマックを追加!世界のマクドナルドで学べる各国の食文化

●海外旅行でマクドナルドに行くようになったのは、フランス・パリでおいしすぎるハンバーガーとの出会いがあったから。
●あまり知られていない、マクドナルドの誕生と歴史を紹介。
●グルメバーガーから挟まないプレートメニューまで、日本にはない驚きの個性派メニュー3選。
●どの国のマクドナルドにも、独自の食文化が反映されたメニューが開発されている。
●各国独自のメニューを比較すれば、効率よく的確に世界の食文化を学ぶことができる。
●マクドナルドで世界の食文化を知れば旅の楽しさにつながる。それは、巡れば巡るほど増えていく。

旅の醍醐味と言えば、その土地ならではの「食」だ。現地で何を食べたのか、それはおいしかったかどうか。食は、旅の良し悪しをも左右する重要な役割を担っている。それゆえ、旅先で多くの人が選ぶのが、屋台やマーケット、ガイドブックやWEBでおいしいと評判のお店などである。もちろん、それらは素晴らしい経験となる。

しかし私は、これまで20か国を旅してあることを思った。スタイルやジャンルの違うものを比較するのではなく、世界に共通項を持つもので比較したほうが、世界の食文化をより深く知ることができるのではないか。そこで目を付けたのが、「マクドナルド」である。そのきっかけは、フランス・パリで出会ったマクドナルドのハンバーガーが、とってもおいしかったからだ。当記事では、正解の食文化を学べるマクドナルドの魅力について紹介する。

知っているようで知らない、マクドナルドの歴史

マクドナルドは、1940年にアメリカ・カリフォルニア州でマクドナルド兄弟が始めたハンバーガーショップである。彼らは、現代では広く普及している「効率化とスピードを重視したファストフード式のスタイル」を考案。当時は革新的なお店だった。
その手法に魅了されたのが、当時シェイクミキサーを営業販売していたレイ・クロック氏。彼は兄弟にフランチャイズ化することを提案するが断られたことで、マクドナルド自体を買収してしまう。初めはファストフード式の販売手法をパッケージ化してフランチャイズ店を増やすことが目的だったが、彼の手によって瞬く間に全米展開し、そして世界規模のハンバーガーショップへと拡大していった。日本では、1971年7月に東京銀座三越に1号店がオープン。今や世界の人々の日常に、当たり前のように存在しているファストフード店である。

私が驚いた世界のマクドナルドメニュー3選

【1】フランスのハンバーガー

前述のフランス・パリで衝撃的な出会いをしたハンバーガーは、フライドチキンとチーズと野菜が挟まれた、マクドナルドでよく見るお馴染みのメニューだ。しかし、バンズのふんわりとした食感、鼻から抜ける小麦の香り、チーズのおいしさは別格であり、まさに“グルメバーガー”であったのだ。
フランスは、世界に名だたるパンと酪農の国である。フランス人の食へのこだわりが、マクドナルドの味にすら表現されていた。この国でハンバーガーを食べるなら、高いお金を払ってレストランに行くよりも、リーズナブルなマクドナルドに行くほうが、断然満足度が高い。

【2】カナダの朝マックの定番・マックグリドル

メープルシロップを練り込んだパンケーキバンズで挟む、甘じょっぱい味が特徴のマックグリドル。私がカナダで暮らしていた12年前、初めて食べたときはおいしいと思わなかった。しかし、また食べたくなるような不思議な余韻が残り、それを繰り返すうちにクセになった。
カナダでは、国旗にメープルの葉が描かれているほどメープルシロップが愛されている。その種類は豊富で、家庭にはお気に入りの一本を常備し、何にでもメープルシロップをかけてしまうほど。彼らがこのバーガーを考案したのも納得である。今も日本でマックグリドルを食べるたびに、カナダの思い出が蘇ってくる。

【3】ハンバーガーではない!バリ島の個性派メニュー

バリ島で見つけて驚いたメニューが、「ごはんとフライドチキンのプレート」だ。もはや“挟む”というハンバーガーの特徴を無視しており、とてもユニークだ。正直、私の口にはタイ米のようなごはんが合わなかった。しかし、そこでは多くの人がこのメニューを注文しており、これがバリ島の日常の食事スタイルなのだと知る。
しかし、近くの屋台なら同じものが安価で食べられるのに、なぜわざわざハンバーガーショップであるマクドナルドで食べるのか。おそらくは「マクドナルドへ行く」ということが、バリ島の人々にとっての一種のステータスなのであろう。

メニューから分かる世界の食文化

世界のマクドナルドのメニューには、どの国も各国特有の食文化が反映されている。食材や調味料、製法、メニュー構成などを組み合わせて、観光客のためではなく自国の人々のために、趣向を凝らしたオリジナルの味を開発している。

日本にてりやきバーガーがあるように、インドではカレー風味のソースを使ったマハラジャバーガーがあり、米が主食の台湾ではライスバーガーを提供するなど、その国を代表する味が必ずあった。さらには、宗教によって牛・豚などの肉が食せない国では、ポークかチキンのメニューやベジタリアンメニューなどもあった。
また、肥満が多いことで有名なアメリカでは、とにかく何でも量が多い。ドリンクサイズはアジアの1.5倍で、セットドリンクはコーラ(もしくは炭酸)しか選べなかったり、ひとりで2~3個のハンバーガーを選ぶセットメニューがあったりする。フランスでは、サイドメニューのフライドポテトのソースが選べたし、朝食を大切にしているアジア圏では朝マックメニューのバリエーションが充実していた。

このように、マクドナルドのメニューは、その国の食習慣や人々の好みに合わせて、細かい点まで考えられている。ちょっとしたところにローカルグルメの要素を取り入れている。その要素を比較すれば、ただ闇雲にジャンルもスタイルも違うローカルグルメを比べるより、はるかに効率よく的確な食文化を学ぶことができる。

マクドナルドで世界を旅する楽しさを知る

私は、マクドナルドを巡って様々な国の食文化を知るという楽しさを味わってきた。日本の常識が、海外では非常識であることも多く、その違いを知るのが旅の面白さだ。マクドナルドでは、それに出会える可能性が高い。
味はどうであれ、日本では見られないメニューを発見すると、旅の最高の思い出として鮮明に残る。しかも、行く国数が増えれば増えるほどそれが増え、旅はますます面白くなる。これを読んで、世界的ハンバーガーショップ「マクドナルド」が、みなさんの“旅先の行きたい場所リストのひとつ”となってもらえたら嬉しい。

この記事を書いた人

旅のプランにマックを追加!世界のマクドナルドで学べる各国の食文化

大井久美子

ライター

富山県出身・在住。
地域情報誌にて編集・ライター歴7年で、広告、取材、撮影などを担当。転職後、やはり書くことが好きで細々とライターを続けています。寝ても覚めても旅行好き、美味しいもの好き。地元から世界までワールドワイドに活動できるライターを目指しています。

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