夫婦円満の秘訣はコレ! 幸せな結婚生活をおくるための「旅・食・住」アイデア(ライフスタイルライター)

●実践すると結婚生活が変わる!ふたりの仲を深めるのに役立つ「旅」・「食」・「住」のアイデアを紹介。
●旅行はその最中だけでなく、準備期間や帰ってきたあとの行動を工夫することで、より幸せに過ごせる。
●毎日の食卓はふたりで作りあげていくもの。「おいしい」を共有しながら、新しいことにチャレンジしよう。
●普段あたりまえだと思っている生活のなかに隠れた、さまざまな改善点に気づいて行動するのが大切。
●夫婦円満のためには、日常のなかに非日常を取り入れて、クリエイティブにふたりの時間を楽しむのがおすすめ。

皆さんは、パートナーと良好な関係を築けていますか? 例えば結婚して日々を過ごすなかで、だんだんとすれ違ったりケンカをしたりすることが多くなっていませんか?
幸せな結婚生活をおくっている筆者自身も、結婚した当初はお互いの仕事が忙しく、帰宅時間もばらばら。平日はもちろん土日も、ふたりで過ごす時間を思うように確保できずにいました。

それから数年後、夫の海外赴任をきっかけに、ライフスタイルを見直してみることに。平日は遅くても一緒に食事をする、ふたりのやりたいことや目標を共有するなど……。さまざまなアイデアを生活に取り入れた結果、日本に戻ってきた今は、結婚当初よりさらに夫婦仲良く、ストレスのない毎日を過ごせるようになりました。

本記事では、ふたりの関係を発展させ、仲を深めるのに役立つアイデアを、私たち夫婦が大事にしている「旅」「食」「住」のカテゴリーに分けて、実践例や実践後のお互いの変化などをまじえながら、紹介したいと思います。

【旅】準備から終わりまで、旅を10倍楽しむ方法

旅は、ふたりの仲を深める最高の機会です。旅行中だけでなく、準備や帰ってきたあとも一緒に楽しむことができたら、より心に残る思い出になるはず。

旅の前

パリ旅行なら映画『ミッドナイト・イン・パリ』のサントラCD、ビーチリゾートには海を感じるボサノヴァのカバーアルバムなど、その旅の場所やテーマに合わせて音楽をダウンロードします。

旅行前はもちろん、移動中やホテルなどでも聞き続けることで、その曲を耳にするたびに「あのときの旅はこうだったね」と振り返り、情景とともに思い出すきっかけができます。

また、旅行の日程を考えながら、大まかなファッションコーディネートを決めます。服の素材や小物をリンクさせたり、ドレスアップするときの差し色をおそろいにしたり、場合によっては、現地のナイトマーケットで派手な柄のワンピースと、色違いのパンツなどを購入して着替えることも。旅先だからこそできるおしゃれをしようと心がけています。

旅の最中

旅先で別行動をする方も多いと思いますが、私たちはすべてのスケジュールをふたり一緒に過ごします。

お互いが好きな共通のテーマ(我が家なら料理、お酒、アートなど)を探して、それにしたがってプランニング。お店の予約やホテルでの交渉ごとは夫にお願いして、私は候補のリストアップやルート提案をするといった風に、得意分野をもとに役割分担をしています。

国内外問わず、滞在先のホテルスタッフやタクシーの運転手さんにおすすめを聞く、地元の人がいそうなお店で食事をして情報交換をするなど、ガイドブックには紹介されていないようなことを探すのもおすすめ。特に海外では、現地の言葉を教わったり、日本語を教えたりというやりとりも楽しみのひとつ。

先日のカンボジア旅行ではクメール陶器づくりに挑戦したり、クメール料理教室に参加して、カンボジア人シェフと市場めぐりを体験したりしました。

旅のあと

数年前から、日記やブログなどいつでも見られるようなかたちで、旅の思い出を書き残すようにしています。振り返ってこれらを読むことで、どんな旅をしようかなと気分を高めるのに役立っています。文章を書くのが苦手なら、もちろん写真を撮るだけでもOKです。

旅から帰ってきたら早めに、その土地のおいしかったものやお酒を楽しむ食事会をふたりで開催します。例えば沖縄旅行をしたときには、ラフテーやタコライスなどの名物グルメを再現して、おみやげに買ってきた泡盛とともにいただく、など。

旅の前に決めたテーマ曲を流し、旅行記や写真を眺めて感想を話しながら、のんびりと食事を楽しむのが恒例行事になっています。

【食】毎日の食卓をもっと豊かに、幸せに

夫婦の関係性や生活スタイルは違っても、おいしいものを食べて幸せな気持ちになるのは誰しも同じ。料理を「作ってあげる」のではなく「一緒に作りあげる」のだと発想の転換をすることで、日々の食卓がこんなに豊かになるのだと思えるようになりました。

ふたりで料理をする

いろいろな国の料理をふたりで作ってみましょう。旅をした場所、いつか行ってみたい場所、本や雑誌で見かけた気になるメニュー。新しいものに限定することで、料理が苦手な人でも失敗を気にせずチャレンジできるはず。

私はもともと世界中のごはんを作るのが好きなのですが、結婚して一緒に週末を過ごすうちに、夫から「今日は一緒にタイ料理を作ろう!」と提案してくれるようになりました。ピザ生地や餃子の皮づくりなどの根気が必要な作業も、頼られるのが嬉しいようで、喜んでやってくれています。

テイスティングノートをつける

好きなお酒を、一緒に味わって意見を言い合う場をつくります。ビールでも焼酎でも、共通の好きなものならなんでも良いと思います。

私たちは、ワインと日本酒のテイスティングノートをつけています。購入場所や簡単な感想だけでも記録しておくと、あとで飲みたいものを探す手間が省けます。また、お互いの好みをより正確に把握できるようになるのも嬉しいところです。

【住】暮らしのなかの「あたりまえ」を見直す

普段あたりまえと思っている生活スタイルには、改善できる部分がたくさんひそんでいます。ネガティブな発想からイヤイヤ動くのではなく、「相手も自分も一緒に幸せになる」という目的を持って行動をすることが大切です。

テレビを手ばなす

朝起きてから寝るまでずっとテレビをつけている家庭も多いと思いますが、忙しい毎日のなかで意識せずにこれをしていると、家族と話す時間はどんどん少なくなってしまいます。

もともとテレビをあまり見ないふたりでしたが、直近の引越しを機会に、テレビを手ばなすことにしました。そのかわりに、Netflixで好きな映画を一緒に見たり、雑誌を眺めながらあれこれ話したり……。さまざまなメディアからインプットを得て、ふたりでの会話に生かしています。

季節のイベントを、ふたりらしく

誕生日やクリスマスなどのイベントも、ふたりらしく過ごしたいもの。そのアイデアのひとつが、ゲーム感覚でのプレゼント探しです。これは、ショッピングビルやデパートを舞台に、制限時間は45分、予算は1万円などルールを決めて、相手にあげたいものを自由に選ぶというもの。

複数のお店で買い集めるのも、大きなものをひとつだけ買うのも自由。時間が決まっているなかで探すのは大変ですが、同じお店で鉢合わせするハプニングや、選ぶアイテムに個々の性格が出たりするのもおもしろく、刺激的です。

アイデアしだいでもっと素敵になる、結婚生活

夫婦円満のカギは、日常のなかに非日常の楽しみを取り入れながら、クリエイティブで前向きな考え方をシェアすることにあると思います。

既存のルールにとらわれず、オリジナルのアイデアを自由につくって意見交換をしてみましょう。オフタイムをふたり一緒に満喫することで、別々に過ごしている間、仕事やプライベートにもますます張り合いが出るはず。

それぞれが自立して輝き、お互いに刺激を受けながら相乗効果を生み出していけるとしたら、それがいちばん幸せな結婚のかたちではないでしょうか。この記事が、皆さんがパートナーとの関係を見直し、ふたりでワクワクしながら新しいことにチャレンジするきっかけになると嬉しいです。

この記事を書いた人

夫婦円満の秘訣はコレ! 幸せな結婚生活をおくるための「旅・食・住」アイデア(ライフスタイルライター)

ゆさ みずあ

ライター/フードディレクター

新潟出身、大阪在住。
フリーマガジンの編集者、旅行誌の編集者兼ライターを経て、中国・上海にて旅行サイトの記事執筆に携わる。現在は、旅と暮らしを料理でつなぐウェブよみもの『旅のあと ふたりのレシピ』を主宰。1級カラーコーディネーターと薬膳マイスターの資格を生かし、料理レシピの開発やテーブルコーディネートの提案を行う。得意とするジャンルは、旅行、グルメ、アート、カルチャー、ライフスタイルなど。
日本酒とワインが大好きで、旅行はもちろん食べ飲みあるきも趣味のひとつ。日々の食卓にはお酒を欠かさず、夫とふたりでおいしいものを作り味わうのがライフワーク。

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