人気ドラマ「逃げ恥」の平匡やみくりに学ぶ!自分の魅力が伝わる自己紹介のコツ(ビジネスライター)

●自己紹介は、欲張ってあれもこれも話さないほうがいい。
●何が言いたいのかが分かりやすく、簡潔な自己紹介が好まれる。
●あれもこれも加えるのでなく、あれもこれもそぎ落とすスタイルで。
●インパクトある言葉を効果的に使ってみる。
●客観的に自分を見つめることで、自分の魅力がわかりやすい自己紹介につながる。
●相手に「伝わる」ためには、情熱と自分らしさが感じられる自己紹介が一番。
●最も大事なことを伝えるときは、話のスピードを変えてみる。

「自己紹介が苦手、何を話せばいいの?」という方いらっしゃいませんか?自己紹介は、自分の魅力を伝えるチャンスでもあるので、大いに活用したほうが、実は得なんです!イベントを主催することが多い筆者ならではの気づきを活かして、人気ドラマ「逃げ恥」を題材に、ついやってしまう自己紹介、そして自分の魅力が伝わる自己紹介についてまとめてみました。

よくある!ダメな自己紹介3パターン

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ダラダラと長すぎる

時々、つい張り切ってしまい、持ち時間をオーバーしている人がいます。あまりに長い自己紹介は、聴かされる方の側になってみると、まだ終わらないの?と思われてしまうことでしょう。自己紹介をするときは、大体どこかのお店なり会場を借りてやっていることが多いはず。つまり、何時から何時までと時間が決まっているのです。主催者は、その時間をできるだけオーバーしないためにも、進行が滞ることなくスムーズに進めたいもの。自己紹介をするのは、自分ひとりだけじゃないということを忘れてはいけません。ほどよい長さの自己紹介が一番聴きやすいし、ほかの人の「聴こう」とする集中力も持続するはず。

あれもこれも話してしまう

自己紹介で話しているうちに、あれも話そうこれも話そうと、話がどんどん広がっていく人もいます。でも聴いている側としては、色々言われると最初に聴いたことは忘れてしまうことも。そこで、多くとも話すトピックスを3つに絞るといいでしょう。「私の大好きなことは3つあります。1つめは○○、2つめは…」というように話すと、聴く側も3つめはなんだろうと耳を傾けやすくなります。自己紹介は、掴みの部分だけでいいんです。みんながもっと知りたい!聴いてみたい!と思うような自己紹介になれば、しめたもの。

趣味がありきたり

「趣味は、読書や映画鑑賞です」。この自己紹介だと、なんとなくぼやけていると思いませんか?読書や映画鑑賞は、とても素敵な趣味です。せっかくならば、もうちょっと具体的に、「サスペンスがたまらなく好きです。面白いサスペンスがあったら、誰か教えてください」「実は、昭和映画が大好きで、よくレンタルして週末に家で観ています」といったように、自分の好みを付け加えてみましょう。○○が好きな人と覚えてもらいやすいし、同じ趣味の友達ができる可能性もあります。

「逃げ恥」の平匡やみくりに学ぶ自己紹介テクニック

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わかりやすく簡潔に

自己紹介では、「わかりやすさ」「簡潔さ」が求められています。そのお手本となるのが、大ヒットしたドラマ「逃げ恥」です。平匡やみくりが家で話し合うとき、プレゼンテーションがよく行われていましたね。あのプレゼンテーションには、自己紹介のときに活用できるヒントがたくさん隠されています。平匡が、みくりに事実婚について説明したときも、食事を作ってもらったときと外食のときの比較、毎週家事代行スタッフを頼んだときとの比較などが一目瞭然でした。大事な情報がパッと目に入るから、言葉は補足程度で十分なのです。

あれもこれもそぎ落とす

自分の言いたいことを「見える化」するプレゼンテーションも、自己紹介と同じように「わかりやすく簡潔に」が求められているのです。あれもこれも加えるのでなく、あれもこれもそぎ落とし、本当に言いたいことだけが伝わるようにできたらベストですね。

「逃げ恥」で平匡とみくりが家で話し合う場面では、よく大きなサイズのボードのようなものが使われていましたね。最終話でも、「主婦の生活費=最低賃金」と書いたボードを平匡に見せていたみくり。こういったインパクトのある言葉も、オススメです。「これってどういう意味?」と気になるようなインパクトある言葉を、大きく書いたボードを使って、自己紹介を進めるのも面白いかも?

自分のことを知る

自分については、わかっているようで意外とわからないことのほうが多いです。自分がどんなことに興味を持っているか、どんなことが好きじゃないか、これらを知ることが、相手に伝わる自己紹介への第一歩でもあるのです。

「逃げ恥」の最終話で、平匡の「金額以上の働きを求められることですか?」の問いに、「そこがモヤモヤポイントなんです!」と答えるみくり。自分の中にモヤモヤが芽生えたら、このモヤモヤの正体は何だろうと徹底的に考え、自分を見つめることで、平匡とのいい関係を築くことができたんですね。みくりのように、卑下するわけでも奢るわけでもなく等身大の自分を知ることで、嫌味なく自分をアピールできる自己紹介が自然とできるようになるでしょう。

「伝える」でなく「伝わる」話し方を

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「伝える」と「伝わる」の違い

「伝える」と「伝わる」は一文字しか違いませんが、その内容は大きく異なります。自分の言いたいことが相手に伝わっていなければ、意味がありません。伝えたつもりになっていても、実際相手にきちんと伝わっておらず、誤解さえ生じていることも時にはあります。そうならないようにするには、どうしたらいいのでしょう?

情熱があれば心に残る

とはいえ、自己紹介にはスキルなんて必要ないのです。どんなにスラスラ話せて上手な自己紹介でも、どこかで聞いたことのある内容やうわべだけの内容であったなら意味がありません。では、何が必要かというと、情熱ではないでしょうか。これを伝えたい!知ってほしい!という情熱があれば、たとえ朴訥とした自己紹介であっても、人の心に残るはずです。どこかで聞いたことのあるような自己紹介ではなく、自分らしさ、そして情熱を加えましょう。それが一番大事なのです。

特に大事なことは際立たせる

そして、自分が一番伝えたいことは、ゆっくり心を込めて話すのも有効な方法です。さらに、あえて一度沈黙になってから話し始めると、より効果があるでしょう。自己紹介にメリハリがつくし、これが言いたいんだなと伝わること間違いなしです。

自己紹介を「自分を知ってもらうツール」に変えていこう

自己紹介は、どこに行っても必ずといっていいほど求められるもの。平匡やみくりのようないい人間関係を築くためにも、自己紹介を「苦手なもの」から「自分を知ってもらうツール」に変えてみませんか?

この記事を書いた人

人気ドラマ「逃げ恥」の平匡やみくりに学ぶ!自分の魅力が伝わる自己紹介のコツ(ビジネスライター)

阿部裕子

ライター

東京出身、東京在住。ライター歴3年、人や地域の魅力を引き出す記事が得意で、取材も可能です。
「ひま」「つまらない」という言葉は無縁で、興味あることがたくさん。最近は日本文化に目を向け、着物を気軽に楽しむべく着付けにも挑戦しています。地域のフリーペーパーを1人で制作・朝カフェを開催するなど、地域との繋がりも自分らしく。プライベートも仕事も貪欲に満喫していきたいと思う、日々。

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