これさえ理解できればOK!口コミを読み解くために知っておくべきサウナ用語8選

●サウナ用語の「ととのう」とは、いわゆる「トランス状態のようなもの」になること。しかし、ととのうが何なのかは医学的に証明されていない。
●いいサウナは「水風呂」で決まる。10度以下の「グルシン」、サウナの冷却装置「チラー」などを見ればいい水風呂に出会える。
●「羽衣」ができると、水風呂の冷たさを感じない。
●サウナで重要な「休憩」は、開放感のある「外気浴」で行うのがベスト。よりととのいやすくなる。
●サウナには「ヌシ」という非常に面倒な人がいる。女湯のボス的な存在で、口コミ情報にも注意書きがされるほどだ。
●コンディションがいいと「あまみ」と呼ばれるまだら模様が出る。身体の芯から温まっている証拠とされる。

サウナブームにより、男性だけでなく若い女性のサウナ愛好家が増えている。日本にはサウナが併設された銭湯が多数存在し、笹塚の「マルシンスパ」は、満室になって入場規制がかけられることもあるそうだ。

さて、あなたは「ととのう」という意味を知っているだろうか?口コミサイトやサウナを取り上げたメディアでは、「ととのう」という言葉が至るところで使用されている。よって、サウナ用語を知らなければ口コミを読み解くことが難しくなる。

今回は、口コミサイトやSNSなどで頻出する「サウナ用語」をピックアップ。意味を紹介しながら、口コミで使える豆知識も紹介していく。

【1】サウナで得られる多幸感「ととのう」

「ととのう」とは、サウナで得ることができる「多幸感のようなもの」を指す。体験をした人々は「トランス状態になる」「フワフワする」と表現している。

実は、ととのうという現象については、医学的、科学的にも証明されていない。しかし、多くの人々が「ととのう」と疲れが取れる、嫌なことが忘れられるなどの体験をしており、サウナに夢中になる原因といわれている。「ととのい」を求め、毎日サウナに通っている人もいるほどだ。

例文

・良いサウナなので、何度も「ととのう」。
・「ととのい」を求めて、今日もサウナに行く。
・最近、サウナに行きすぎて「ととのわなく」なってしまった。

豆知識

いいサウナの口コミには「ととのう」という報告が多数掲載されている。逆に、目の肥えた利用客は非常にシビアなので、「ととのわない」サウナも同様に口コミに書かれてしまう。ここを見定めれば、いいサウナに出会える。

【2】基本水温は18度「水風呂」

「水風呂」とは、基本的に水温「18度」に設定された水の風呂のこと。サウナ→水風呂→休憩の3ステップで、人はととのいを得ることができる。水風呂が苦手な人も非常に多く、最初は勇気と我慢が必要だ。しかし、一度水風呂を覚えてしまうと、後には戻れなくなる快感がある。サウナよりも水風呂が主役だという人もいる。

例文

・あのサウナは「水風呂」の水質がいい。
・「水風呂」がぬるい。
・あのサウナは「水風呂」が広い上に深い。

豆知識

水風呂の良さを決めるポイントは「水温」「水質」「広さ」「深さ」。サウナに詳しくなればなるほど、水風呂の情報を見るようになる。

【3】10度以下の水風呂「グルシン」

「グルシン」とは、「シングル」の前後をひっくり返した言葉。水風呂が10度以下であることを指す。水風呂の平均水温は18度だが、サウナにハマるとより冷たい水風呂を求める傾向がある。「グルシン」に満足できなくなると、流氷の湖に飛び込んだり、雪にダイブしたりする人もいるそうだ。

例文

・キンキンに冷えた「グルシン」の水風呂に入る。
・もう「グルシン」の水風呂では満足できない。
・あのサウナは水風呂が「グルシン」だ。

豆知識

「グルシン」は、サウナ中級者〜上級者向けの水風呂。初心者には冷たすぎるので、おすすめできない。しかし、「グルシン」の熱狂的なファンも多く、銭湯では水風呂を10度以下に設定した「グルシン祭り・イベント」がたびたび開催されている。

【4】冷たさを感じなくなる「羽衣」

「羽衣」とは、水風呂で皮膚の表面にできる膜のようなものを指す。冷たい水風呂でも、羽衣ができると冷たさを感じない。「羽衣」は「上昇した体温」と「水風呂の冷たさ」が中和することで生まれ、少し動いただけで破れてしまう繊細なものだ。

例文

・水風呂のバイブラが「羽衣」を破る。
・「羽衣」が破けて、水風呂の冷たさを感じる。
・人が水風呂に入ってきたので「羽衣」が破けてしまった。

豆知識

水風呂にはぶくぶくと泡が出る「バイブラ」が設置されており、あり・なしで好みが分かれる。羽衣が破壊された瞬間に人は体温が低下するため、この工程がととのう上で非常に重要だとされている。

【5】水風呂を冷やす冷却装置「チラー」

「チラー」は、水風呂を冷やすための冷却装置だ。水を循環させることで、清潔さを保つ役割を担っている。ベテランの利用客の中には、どのような「チラー」が設置されているのかを把握している猛者もいる。チラーが故障すると、修理のために銭湯が臨時休業になることもある。

例文

・「チラー」の老朽化で水風呂がぬるい。
・〇〇銭湯は、「チラー」が故障したせいで臨時休業だそうだ。
・軟水の井戸水を「チラー」で冷やしている。

豆知識

水風呂を「チラー」で冷やすのは日本独特の文化で、サウナの本場・フィンランドを驚かせた。チラーは非常に高価なので、故障してしまった場合は銭湯そのものが閉店する可能性もある。古き良きサウナの閉店を思うと、夜も眠れない。

【7】マナーに厳しいサウナの守り神「ヌシ」

サウナを仕切るボスのこと。主に女性サウナに出没する。マナーに厳しく非常に厄介な存在だが、ヌシによってサウナの秩序が守られているといえる。サウナによってはヌシ専用の席があり、知らずに座ってしまうと怒られることもある。特に初心者の女性利用客は、ヌシのデータを知っておいて損はない。

例文

・うっかり「ヌシ」に怒鳴られる。
・「ヌシ」に嫌われてしまったので、あの銭湯には行けない。
・「ヌシ」が現れると、サウナの空気が変わる。

豆知識

多くの場合、ヌシは繊細で心の優しすぎるおばさんで身体と声が大きい。「威張っているタイプ」「静かで威圧感があるタイプ」など、ヌシにはそれぞれの特徴がある。特に新しく行くサウナでは、ヌシが誰なのかを見定めることが必要だ。これは、サウナのスペックよりも大事な情報ともいえる。

【8】身体が芯から温まっている証拠「あまみ」

一般的に、皮膚に赤いまだら模様が出ることを「あまみ」と呼ぶ。いいサウナに入ると肌に出る、という説もある。血流が集中する場所・しない場所がはっきりとセパレートし、このような模様となるとされる。あまみは、身体が芯から温まっている証拠だともいわれている。

例文

・「あまみ」が綺麗に出る。
・1ターンで「あまみ」が出るサウナ。
・白い肌に出る「あまみ」は美しい。

豆知識

「あまみ」が出たという口コミは、良いサウナの証ともいえる。ただし、お風呂から出てもあまみが収まらない場合もあり、夏だと苦労する場合もあるようだ。

独特でセンスのある「サウナ用語」の世界

サウナ用語は実に独特である。私も初心者の頃は意味がわからず、調べながら読み解いていた。「ととのう」をはじめ、サウナ用語はセンスが高く、ユーモアやシュールささえも感じる。

口コミサイト・SNSには、銭湯のありとあらゆる情報が掲載されている。サウナ用語を知れば、自分にぴったりのいい銭湯に出会えるはずだ。

この記事を書いた人

これさえ理解できればOK!口コミを読み解くために知っておくべきサウナ用語8選

月刊ビカクシダ 田中

ライター・ブロガー

東京都在住。
ブログ「月刊ビカクシダ」のオーナー。
映画、音楽、旅、サウナ、カレーが好きです。
取材カメラマン、ライターとしても活躍中。

▶︎月刊ビカクシダ
https://platyceriumblog.com/

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